🎀個人事業主としてオランダで働くために確定申告 税金支払いに不可欠な経費についてと事業資金€4500は絶対に下回ってはいけないのか🎀
前回の記事にさっそくコメントをくださった pandasan 様。その内容が、確かに気になるよね!! と思わずひざを打ちたくなる内容だったので、今回は確定申告に不可欠な経費について現在、私が分かっている限りをどうぞご覧ください。
前回の記事は「個人事業主VAT申告を会計士に依頼したこと」についてまとめてみました
オランダの個人事業主 フリーランスの経費は日本とどう違うのか
私トリコは、30代の頃からフリーランスとして仕事をしており、更に最近まで本業のかたわら副業をしている個人事業主でも有ったわけで、日本での確定申告は経験済みの身で有ります。
今までには、家の売却、購入なども経験し、直近はずっと税理士さんにご対応いただいていたものの、開業当初は青色申告会に所属し、弥生会計ソフトなどを利用して年が明けるとすぐ必死で確定申告に備えたことを思い出します。
そのため、日本とオランダの経費はどう違うんだろうかというのは一番に浮かび、スタートに当たり、いくつか質問確認いたしました。ちょうど、今回ご質問を頂き、分かる範囲ですが、一問一答形式で学んだことをシェアしたいと思います。
会計士とは英語でやりとり
日本とオランダの経費については基本は一緒 細部が異なる印象
具体例 明確に違うオランダの経費
事業で使用する車について
社用車、事業用の車については認められる場合とそうでない場合が有るようです。収入に対して、選んだ車の金額や製造されてからの年数など条件によっては認められるとのこと。売り上げが全然上がっていないのに、超高級車を乗り回して経費にということは不可能なようです。(日本でもそうですよね??) VAT還付される車とそうでない車、また選んだ車によって税率も変わるそうです。車や家を購入する時は必ず会計士に相談してくださいと言われました。
経費になるものの一例
・開業時にかかった費用
・交通費、フライト代
・事業車にかかる費用(保険、ガソリン代など含む)
・携帯、インターネット、固定電話などの通信費
・仕入れ品、文具、PC、プリンターなど
・語学学校やセミナー、勉強会などの費用
・MTG、飲食、接待(あまりない感覚か)
・店舗にかかる費用(自宅兼オフィスの場合は認められない)、オフィスの家具類、インテリア類
・広告宣伝費
上記は、当然日本でも経費計上可能というかするべき費用だと思います。だいたい認識は同じだなあという印象でした。
ただし、全額が認められないものもあるようです。ある程度の割合ならOKという場合もあるようなので、都度、会計士に確認、チェックしてもらいながらが安心ですね。
税金は高いが控除額も高い
日本とは比較にならないほどの控除金額
所得税については、€0~€68508までは37.35%、€68508以上で49.50% 半分持って行かれている。。。(なぜか高額所得者の気持ちで見ているトリコ)
ただ、税金は高いのですが、個人事業主の控除額を聞いて鼻血が出そうになりました。なんと開業後3年間は€10000に加えて中小企業支援割引も€7000ほどあるためトータルで€20000までは非課税となるとのこと!!!
€20000って年間260万円!!! (€1=130円計算) 日本で青色申告した時は70万弱が最高でしたが、軽く3倍以上!!! Unbelievable!!!
(中小企業支援割引も控除額も年々変化し減少していくとのこと)
VATについては申告次第で支払いも還付もあり得る
日本だと消費税はまとめてお支払いとなりますが、オランダの場合、売り上げにかかっている受け取った税金と、経費にかかった税金と相殺され戻ってくる場合もあるとのこと。払いっぱなしではないんですね。
(あれ?? 日本もそう?? ちょっとここは曖昧。誰か教えて偉い人)
事業資金€4500は絶対に下回ってはいけないのか
これ、よく見る質問だし、私もずっとドキドキしていました。開業資金として銀行口座に用意した€4500は常に維持し無くてはいけないという事業資金についてです。
やはり、基本的には下回ってはいけない、維持しなくてはいけない金額なのだとか。それでもどうしても下回ってしまった場合は会計士さんにまず相談することと言われました。また、年末と6月末は絶対に残高として残しておくようにとも。会計士さんによって認識も異なるようでしたが、下回らないに越したことはなく、それでも下回ってしまった場合は相談すれば何とかなるのかなという印象でした。
ただ、これは非常に危険で、実際に一時的に€4500を下回ったため、起業ビザの延長が出来なかった人がいたとも聞いたので、確かなことは下回らないに限るという結論と言えるのではないでしょうか。
この記事を読んで頂きたい方
- オランダに移住を考えている
- 起業ビザでフリーランスとしてオランダに行きたい
- オランダの個人事業主はどのようにVAT申請を行っているのか興味が有る
- オランダの税金について調べている
- オランダと日本での経費の違いを知りたい
- オランダでの確定申告時の控除額について知りたい
- 事業資金€4500は維持し続けないといけないのか心配している
- お金の話は嫌いじゃない
まとめ・オランダは税金が高いが控除額も日本の比ではない
今回も、ご質問にお答えする形で、オランダでのフリーランス 個人事業主の経費について、何が経費に含まれるのか、日本との違いと控除額についてをまとめてみました。
基本的には家賃以外は日本と同じ考え方で良いのかなという印象でした。また、これは日本でも言えるのですが、会計士、税理士、そして税務署に行った時の担当者で、人によって捉え方や認識の違いが大なり小なりあるようです。どの会計士に頼むかによって経費についての考え方が変わる可能性が有るようでした。
それは、事業資金の€4500についても同じだと思います。ただ、実際どうしても使わないといけない場合も出てくるかもなので、都度こまめに報・連・相なのかなと思います。
税金についてお金のことについては絶対に無視できないけれど、難しいのも事実。間違ったことは書きたくないと慎重に言葉を選び、調べてみましたが、理解が足りていないようでしたらいつでもご指摘ください。勉強したいと思います。
pandasan 様 今回の記事も少しでも参考になれば嬉しいです。もはや文通状態ですが、次回からはまた別のテーマを書く予定です😊
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