🎀オランダ移住して理解したオランダの文化 シンタクラースとサンタクロースの違いとは🎀
どうも。長い時間かけて出産したばかりの俺です。
と言いだしかねない雰囲気。出産 痛い、まんじゅう 怖いで無痛分娩だったのに痛かった出産体験を綴ってまいりましたが、実際は出産1年半後、オランダに母子移住して2か月のトリコです。
4人目にして初めて陣痛の痛みを味わった無痛分娩出産体験記は昨日で完結しました。
オランダの文化 シンタクラースとは
そして、がちゃがちゃ言っている間に、なんとシンタクラースがスペインに帰ってしまいました。あーぁ😫 もう少し早くこの話題書きたかったな。(己のさじ加減一つでは有りますが)
皆様はシンタクラースをご存じですか。日本にいる時は、一切その存在を知らず、オランダで育ったヒッポメンバーの話から、シンタクラースという名前だけは耳にしていたトリコ。恥ずかしながら、サンタクロースの発音の良い言い方かと思っていました。(オレンジじゃないよオランジェだよみたいな🍊)
しかし、オランダに来て理解しました。サンタとシンタは別物(別人)であると。
シンタクラースとは簡単に言うと
- オランダだけの文化
- 本名はSint-Nicolaas(シント・ニコラース)
- 王様ではなく聖人 善き聖者
- 11月中旬にスペインから船でオランダに来る。各地に現れ、大いに盛り上がる
- 12月5日にシンタクラースを祝って贈り物をする習わしが有り、この日を機にスペインに帰ってしまう
- 馬に乗っている。名前はアメリゴ(本日は荒天なりという意味らしい)
- ズワルピートという顔を黒く塗ったピエロ的なお供を2名もしくは1名連れている
- サンタクロースはシンタクラースを原形としている
まじか。シンタクラース!! オランダだけなんかい!!!
そして、サンタクロースの原形、つまりシンタ様の方が先やないですか。失礼しました。
服装
- 白髪と顎全体を覆う長いあごひげ
- 伝統的な白の僧正のアルバ(祭服)の上に赤い長ケープ カズラをまとい、赤いストラをを付ける場合もある。
- 赤いミトラ(司教冠)をかぶり、ルビーの指輪、金色の司教杖(装飾的な曲がった頭部を持つ儀礼用の牧杖)を持つ
- ズワルピートは16世紀の貴族の衣装。レースの襟と羽飾りのついた帽子をかぶる
とにかく、白 赤 白 赤 白白 赤赤 とツートンカラーのいでたちということが分かります。また、過去にズワルピートが黒人差別なのではないかと論議が起こったことも有るようです。
プレゼントは煙突から
- オランダに到着してからは学校や病院など各地を訪れ慰問
- 12月5日の日には空を飛び、煙突からプレゼントを授ける
- 子供達は12月5日寝る前に煙突のわきに靴(木靴)を置いておく
- 木靴の中にはアメリゴのためのニンジンや藁を お隣にはお水を置いておく
- シンタクラースの歌を歌って就寝
シンタクラースからのプレゼントは大きなおもちゃというよりお菓子だったり、小さなプレゼントがメインのようです。
シンタクラースをお祝いしてこの頃はたくさんのお菓子が登場します。小さなクッキーや文字チョコ、チョコレートコイン、ジンジャーブレッド、シンタクラース型チョコレートなどはスーパーでも良く見かけました。
スペキュラースという小さな丸いシナモンクッキーは子供達が学校で作って持って来てくれました。
意外と怖い
- シンタクラースが持っている「シンタクラースの書」には子供達が1年間良い子だったか書いてある
- 良い子にはお菓子をくれるが、悪い子は杖でたたかれる
- 更に悪い子は袋に詰められてスペインに連れていかれる(そのためにピートはずた袋と鞭を持ち歩いている)
- 12月6日には特にイベントも無く静かに立ち去る
こわ😱 特に最後が怖いですね。熱烈歓迎を受けたのに、オランダ国民全体がプレゼントもらって大満足したら、スンっていなくなるのすごないですか??
この記事を読んで頂きたい方
- シンタクラースについて知りたい
- シンタクラースについて簡単に知りたい
- サンタクロースとの違いについて知りたい
- オランダのクリスマスの様子を知りたい
- オランダの文化について知りたい
- どんなことをするのか簡単に知りたい
- とにかく簡単にシンタクラースとサンタクロースの違いが分かればそれで良い
まとめ・シンタクラースはオランダの文化で国民的イベントである
オランダの国民的行事 シンタクラースとは何かを簡単にまとめてみました。サンタクロースと比較しようかと思いましたが、違いが歴然過ぎたのでシンタだけ。シンタクラースが帰ると、今度はサンタクロースが来るわけで、オランダでは2回クリスマスプレゼントの用意が必要なんですって😱💛
年末までイベント尽くし オランダの12月です🎄
今年はコロナ流行のため、シンタが来れる来れないが連日メールで送られてきていたことで、本当にオランダのみんなが楽しみにしていて当たり前に行いたいイベントなのだなということは感じていました。結果、子供達は会えましたが、そこには並々ならぬ先生達の苦悩と工夫が有り、感謝、感謝です。
トナカイの代わりに馬に乗り、空を飛んで煙突からプレゼントを授ける・・・ってサンタクロースに通じるところも多い半面、悪い子だった場合は叩かれたり連れていかれたりと意外と厳しめなところが違いと言えるのではないでしょうか。
何より連れて行かれる先のスペインの立場よ!! 意外と連れて行かれた方が良かったりして。笑 スペイン良いところだもんね。
とにかく、子供達も学校に行くようになってからとにかくシンタクラース情報を徹底的に叩き込まれ(もちろんめちゃくちゃ楽しんで)、木靴が欲しいだの、ピートがさぁだの(はじめ理解できずお友達の名前だと思っていた それくらいカジュアルに口にしていて驚いた)話してくれました。歌もどんどん歌ってくれて、私はあえて調べることをせず、子供達から聞く情報だけを受け入れていましたが、今にして思うと12月5日が大切だったんだなぁと。華麗にスルーしてしまいました。
来年は、初めから一緒に楽しみたいな。そしてコロナが落ち着いていますように。
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