🎀英語はネイティブスピーカーじゃなきゃ、そう思っていた私とそう思っているあなたへ🎀
英語を、語学を習得したいという話題になると必ず登場するワードが有ります。
「ネイティブから学びたい」「ネイティブスピーカーから習いたい」
そうなのです。なぜだかみんな英語において(語学において)「ネイティブかどうか」を非常に重要視しています。
いやいやいや。他人事みたいな言い方していますけれど、かくいう私もヒッポに入るまでめちゃくちゃこだわっていましたよ。
というのも、学生時代の英語の授業で「What time is it now?」を掘った芋いじっとんな(ホッタイモイジットンナー)などと習い、心底日本人の話す英語に対して嫌悪感を抱いてしまっていたからです。(かなり特殊な経験をしています)
でも、一体ネイティブスピーカーって何なのでしょうか。そして、なぜネイティブじゃないと駄目なのでしょうか。
この記事では、「語学におけるネイティブ」について徹底的に掘り下げてみようと思います。
この記事を読んでいただきたい方
- ネイティブってそもそもどういう意味で使われているのか知りたい
- 英語学習は絶対ネィティブスピーカーからでなくてはならないと思っている
- 語学習得においてネイティブスピーカーであることは当然だと考えている
- 逆になんで周りがネイティブにこだわるのか分からない
ネイティブの意味とは
日本で使われている「ネイティブ」という言葉は、英語の「native」に由来します。「native」とは、「その土地に元々いた人(土着の)」「生まれつきの」「自然の」「本来の」などといった意味を持つ単語です。
また、外部からの旅行客と区別する意味合いで「土地の人」というニュアンスで使用されることもあります。
日本語で「ネイティブ」という場合には、「ネイティブスピーカー」の略として使われるケースが目立ちます。
「ネイティブスピーカー」とは、「その言語を母国語として話す人」という意味です。たとえば、「ネイティブの先生」というと、「ネイティブスピーカーの先生」という意味で使用されています。英語を学習する機会の多い日本では、英語を母国語として話す人を指して「ネイティブスピーカー」とすることが多いですが、英語に限らず使用できる表現です。
出典:TRANS.Biz
つまり、日本では ネイティブ=ネイティブスピーカー という意味で使用されることがほとんどなのですね。
ネイティブスピーカーの定義
「ネイティブスピーカー」は、「その言語を母国語として話す人」という風に定義づけられていますが、もう少し具体的にいうと、以下のようなポイントが挙げられます。
1 国の公用語としてその言語が採用されていること
2 幼少期に接する「初めての言語」がその言語であること
3 その言語が教育上の「国語」に該当すること
出典:TRANS.Biz
つまり、国籍や自分が何人であるかというよりも、生まれて育った場所、そこで耳にすること、その言葉がメインで使用されている環境によって、人はその言語のネイティブスピーカーになっていくのですね。
ちなみに、お恥ずかしながら、私はネイティブスピーカーとは、その言葉を綺麗に話す人というイメージでした。日本で言うNHKアナウンサーのような、その国の言葉の標準語を話す人という解釈です。(穴があったら入りたいほどの勘違いです。文字にするのも憚られます。)
驚愕!! 英語ネイティブスピーカーの割合は全体の25%
調べていくうちに、当たり前だけど驚く事実がありました。
世界の人口はおよそ70億人。そのうち、英語を話す人口は17億人を超えるそうです。そのうちネイティブスピーカーはおよそ4億人。英語を話す4人に一人が正真正銘のネイティブだそうなのです。
「じゃあ、なんでみんなネイティブじゃなきゃいけないの??全体の1/4しかいないネイティブになぜそんなにこだわるの??」
本当に素朴な疑問が湧いてきました。そもそも、ネイティブスピーカーに何を求めているのでしょうか。ネイティブにこだわっている人のうちどれだけの人が、ネイティブかそうでないかを聞き分けられるのでしょうか。
母語と英語が公用語の国もあります。陸続きの隣の国が英語圏の国もいっぱいあります。そこで育った人達の英語とネイティブの人の英語。どう違うのでしょうか。私は絶対聞き分けられないです。自信が有ります。キッパリ。
語学においてネイティブスピーカーに求めていること
教科書には載っていない発音や言い回しはその言語を母国語にしている人にしか分からないこと、出来ないことがあるようです。つまり語学習得においては「ネイティブな発音」「ネイティブな会話」を求めていると言えますね。
教科書通りではなく、海外で通じる言葉を求めているのだということです。
少し乱暴ではありますが、今までの日本の英語教育を受けてきた人達が、実際に海外に行って全然違う、全然通じない、何度も聞き返されてめちゃ恥ずかしい!!となったのだと思います。
これはいけない、こんな思いを子供達にはさせたくないという心の叫びが「英語(語学)はネイティブじゃなきゃ」になったのです。と断言してしまいます。
※例えば、「私は将来イギリスの国営放送でアナウンサーになるのが夢ですという方がイギリス人のネイティブスピーカーに習いたい」という事例にはこの記事は当てはまりません。ネイティブにこだわる明確な理由がある方、すみません。スルーしてください。
驚きの事実は続く「ネイティブイングリッシュを聞き取るコツ」
今回メインで参考にさせていただいた記事に驚くべき内容が載っていましたので少し長いですが、そのまま引用させていただきます。読んでいくうちにめちゃくちゃびっくりしました。
英語の文法に慣れる
そもそも、日本人が英語を聞き取りにくいと感じる理由の一つに、文法上の違いが挙げられます。日本語の文章では、「私は/彼の/名前を/知っている」という語順ですが、これを英語にすると「私は/を知っている/彼の/名前」となります。この文法上の違いが、英語の聞き取りにくさを助長している要因のひとつだそうです。まずはこうした文法の特性に慣れましょう。ネイティブの速いスピードに慣れる
英語を母国語として話す人の会話では、単語同士をつなげて発音したり、省略形をたくさん使ったりするのが特徴です。たとえば、「I told him」の「him」は、「ヒム」ではなく前の単語とつながることで、ほとんど「ディム」と聞こえます。ほかにも、I’mの例のように、You’re、I’veなどの省略形も、慣れないうちは聞き取りにくいものです。こうした省略系はスピードに慣れることで克服することができます。
会話を訳さずに英語のまま理解する
日本語と英語では文法上語順が異なることは先述した通りです。そのため、日本語に一字一句丁寧に訳しながら聞いていると、どうしても理解が遅くなってしまうことがあります。聞き取りがうまくなりたいという場合は、会話を英語のまま理解するような癖をつけるのがポイントです。聞き取れない部分は何度も繰り返すことも大切
最後に、英語の聞き取り上達を目指すのであれば、何度も繰り返し聞いてみましょう。これは英語が上手な人が口をそろえて言うことですが、やはり、言語学習では繰り返しが大切です。諦めずに、何度も繰り返し聞くことで、次第に耳も慣れてくるものです。
出典:TRANS.Biz
以上が、ネイティブイングリッシュを上手く聞き取るコツだそうです。
えーっと。今ヒッポでやっている活動、ヒッポで作り出している環境そのものなんですけど。
たくさんのスピーカーを置いて、ただただ言葉に浸り、繰り返し口にする。勝手に耳が言葉のスピードに慣れ、言葉の波に慣れ、実際に交流を通してその言葉が身について、意味を考える前に返事をしている。
やっていることはヒッポそのまんまでした。これは本当にびっくりでした。別にヒッポでこれがコツですよと言われたわけでありません。
言われたことはただ一つ「赤ちゃんになろう」これだけです。
まとめ・ネイティブ(スピーカー)とはその言葉を母語にしている人のことである
多くの人が、ネイティブスピーカーから学ぶことで、学校で習う教科書通りではない、生きた語学を身に着けたいと思っていると分かりました。
恥をかきたくない、出来るだけ通じる言葉を手に入れたいと思うことは当然だし、自然なことです。どの言葉を習う時もネイティブスピーカーが良いなと思われたかもしれませんね。
ただ、例えば英語についていえば英語を話す人の3/4がネイティブではないようですよ。そうなると通じる英語ってなんだろうと考えさせられました。
もちろん、言葉として通じると考えると17億人の人と話が出来ます。最高ですね。
反面、こちらがどんなに流ちょうでも国によってはその英語の意味が違っていたり、相手が訛って覚えていたり、使い方が違っていたり。日本でいう方言と同じような状態に陥る可能性もあるなと思いました。
アメリカとイギリスでも英語が違いますね。田舎に転校してきた子供が、標準語をすらすら話すことで逆にうまくみんなと馴染めなかったりすることもありますよね。
以前、ネイティブ至上主義者だった私は、この記事を書いて、本当に必要なのはどこに行っても「郷に入れば郷に従う柔軟な心」が大切なのではないかなと思ってしまいました。
あなたはどう感じましたか。